第3章 プレゼンテーションの練習
5.質問対策
プレゼンテーションを苦手とする人の多くは、「質問をされたらどうしよう」と考えるようです。
しかし質問は『よいこと』なのです。
質問を出されることは、そのプレゼンテーションに興味を持ってもらえた証です。
■質問は聴衆(聞き手)からの「攻撃」ではない
■質問はそのプレゼンテーションの成功を意味する
かといって、いきなり質問をされても答えられませんよね。
ここでは、そのための対策を立てましょう。 |
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質問対策
1.指導教員や友人の前で発表し、質問してもらう
第三者に聞いてもらいどこがわかりにくいのか、どこが質問されやすいのかを考えてみましょう。
2.事前に出されそうな質問を予想しておく
質問の答えをあらかじめ用意しておくことで、その場でうろたえずにすみます。
説明しにくい質問に対しては、あらかじめスライドを作っておくと良いでしょう。
3.わからないこと、やっていないことは、その旨はっきり答える
質問に対していい加減な答えをしたり、嘘の答弁をすることは厳禁です。
信用を失いかねません。
4.質問の意味をしっかりつかんで、適切な回答をする
質問に対して見当違いのことを答えても、意味がありません。
質問の意味がよくわからないときは、質問者に聞きなおすことも重要です。
わからないときは、質問者に確認することも重要です。
5.ペンとメモ用紙を用意し、質問を書きとめ、復唱してから回答する 質問を書きとめ復唱することで、考える時間ができ、質問の意味がよくつかめるようになります。
また他の聞き手に対し、どんな質問をされたのかわかりやすい言葉で伝えることができます。

質問を恐れる必要はありません。
質問に適切に答えるためには、自分の発表内容に関する知識を持っていることは言うまでもありません。
また、プレゼンテーションの練習や質問対策が大事です。
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