第4章 プロジェクトの進め方
■4.1 ミーティング
プロジェクトでは各工程の進捗状況の管理が重要です。担当者が現在どんな作業を行っているか、問題は何か、を速やかに把握することが大切です。ここでは、メンバ間の情報交換のために実施されるミーティングの方法について見ていきましょう。
● 定例ミーティングの実施
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開発プロセス単位(1、2週ごと)に実施されるミーティング。それまでの開発状況などを簡潔にまとめて、全体に報告を行います。 |
● デイリーミーティング
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メンバ全員が参加できる定められた時間に、毎日短時間で行うミーティング。短時間で済ませるため、スタンドアップミーティングとも呼ばれます。
メンバ相互の作業状況や調整項目を速やかに処理することを目的しています。
毎日顔を合わせて、情報交換を行うことで、チーム全体としての意識統一や結束力を増す効果が期待されます。
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●ミーティングの準備
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遅れがちなプロジェクトの場合、ミーティングのための書類作成に追われて、実際のプロジェクトがなかなか進まない、という悩みを聞くことがあります。
プロジェクトの進み具合を把握するためには、必要最低限のドキュメント作成は行わなければいけませんので、当初のスケジュールにこれらの作業を含んでいないことが原因と思われます。
デイリーミーティングでの情報交換や、ドキュメントのフォーマットを決めて、最小の負担でミーティングが実施できるように工夫をしましょう。
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●ミーティングの目的
ミーティングでなにもかも話し合おうとすると、時間だけかかり、結局何も決まらなかったということがよくあります。ミーティングでは目的を明確にし、その目的に沿った形で実施することが大切です。
第4章 プロジェクトの進め方
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