e-learning創造性教育コース プレゼンテーション入門
第3章 プレゼンテーションの練習

2.わかりやすくするためには?

わかりやすくするためにはどうしたらよいのでしょう?


わかりやすく説明するためのポイント

1.聞き手に理解してもらうことを第一に考える

何について話しているのか明確にしましょう。

2.欲張り過ぎない

ひとつのまとまりでは、ひとつの内容だけを述べましょう。
あれもこれもと欲張ると、聞き手が混乱してしまいます。
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3.話題の切り替えを明確に

話題を変えるときには、変わり目がはっきりわかるような表現を用いましょう。

【例】
ここまで、〜について述べてきましたが・・・
しがって、なぜならば、ということから、など
    

その他のテクニック

1.比較するときは、何と何を比較しているのかを明確にする

【例】
×: 今までのものよりも2倍早い動作速度になりました
○: 新商品では、商品Zの2倍の早さの動作速度を可能にしました

2.問いかけを入れると、聞き手の注意を引きやすい

問いかけを入れることで、聞き手の関心を新たに呼び覚ますことができます。

【例】
さて、この実験結果はどういうことを表しているのでしょう?


3.結論・概略・概要を先に述べる

【例】
 ・ Aさんは優秀です。大まかに言うと、2つの理由があります
 ・ ひとつは、彼が5ヶ国語を話せることです
 ・ もうひとつは、彼が医師免許を持っていることです

4.具体例を利用する

抽象的な例よりも、聞き手に身近な具体例を挙げて説明すると、理解されやすいでしょう。

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